2人のスティ−ヴ GTR



GTR
イエス、エイジアで活躍してきたスティ−ヴ・ハウ
ジェネシスやソロとして活躍してきたスティ−ヴ・ハケット
共に70年代のプログレを支えて来たス−パ−ギタリストである。
そんな2人のスティ−ヴが短期間ではあったが、ツインギタ−のグル−プを作り、アルバムまでリリ−スしてしまったという幻のグル−プである。

当時参加してたエイジアの音楽性に疑問を感じ、またイエスに戻ろうにも戻れずにいたスティ−ヴ・ハウ。
ジェネシスを脱退し、暫し地道にソロ活動を行っていたスティ−ウ・ハケット。
暫く電話でお互いの音楽性について話し合った2人は、ブライアン・レ−ンの目論見通りか?グル−プとしてスタ−トすることに。

私が思うに、多分、2人は80年代当時のロック界における音楽性を70年代の音楽性に、つまり、「プログレ全盛期だった頃の音楽を取り戻そうじゃないか!」みたいなノリもあったんじゃないのか?とも思います。
80年代というと、プログレ衰退期!
Emerson Lake & Powellとほぼ同時期に誕生したGTRに対して、ファンもかなり期待してたのでは!?

ただ残念なのは、ハウはどちらかというとカントリ−やジャズ色の強いプレ−ヤ−だったのに対し、ハケットはもろクラシック。
それはそれで、1つのバンドで2つの方向性が表現できる音楽の可能性もあったのですが、決定的にスタイルの違う2人がグル−プとして上手く行く訳がなく、結果的にスタジオアルバムのリリ−スは1枚のみ。
大失敗に終わった訳ですが、この2人のスティ−ヴは当時のリスナ−(ファン)が何を求めているのか?凄くわかってたような気がします。

近年におけるオリジナルエイジアの復活とかを目撃すると、「GTRの復活」なんていう夢のような出来事も有りではないのか!?と思ってしまいます。
グル−プとしてスタ−トしたのがそもそもの失敗!だったので、単発でもいいので、ハウ&ハケットのコラボレ−ションプロジェクトとして、再び企画されてもいいのではと一ファンとして思うのであります。

そんな夢のような出来事を思い、GTR再結成と初来日を望んでいます。











01 WHEN TIME HEART RULES THE MIND
02 THE HUNTER
03 HERE I WAIT
04 SKETCHES IN THE SUN
05 JEKYLL AND HYDE
06 YOU CAN STILL GET THROUGH
07 REACH OUT(NEVER SAY NO)
08 TOE THE LINE
09 HACKETT TO BITS
10 IMAGINING

GTR唯一のオリジナルスタジオアルバム。
アルバム全体は意外にもポップスな雰囲気が漂うが、途中アコ−スティックを挿んだりなんかして、あちこちにプログレッシヴな雰囲気も感じられ、私個人としてはエイジアよりも遥かにプログレッシヴさを取り戻そうとしているところを高く評価したい。
ジェフリ−・ダウンズが全面プロデュ−スしてるところがまたミソである!
マックス・ベ−コンの透明感のあるボ−カル(ハイト−ン・ボイス)はイエスのジョン・アンダ−ソンとはまた違った魅力を感じる。
もしかしたら、ベ−コンの参加はイエスを意識するハウ先生の拘りだったのかもしれない!?



 
01 Jekyll And Hyde
02 Here I Wait
03 Prizefighters
04 Imaginings
05 Hackett To Bits
06 Spectral Mornings
07 I Know What I Like
08 Sketches In The Sun
09 Pennants
10 Roundabout
11 The Hinter
12 You Can Still Get Through
13 Reach Out (Never Say No)
14 When The Heart Rules The Mind

GTRが解散して10年。
彼等のライヴアルバムが陽の目を見ることとなった。
このライヴアルバムがリリ−スされ、2人のスティ−ヴ(ハウとハケット)は、改めて「10年前に我々がやってた音楽は悪くなかったねえ」なんて語り合ってたようだ!
で、本作の内容であるが、勿論、唯一のオリジナルアルバムからの曲を中心に、次作のニュ−アルバムに収録予定?だった新曲あり、ハウ&ハケットのソロ曲あり、イエス&ジェネシスの曲ありと、もうファンにとって堪らない選曲です。

彼等の実際のライヴは、ハウのアコ−スティックソロ、ハケットのアコ−スティックソロ、そして、ハウ&ハケットのダブルアコ−スティックから始まるという、かなり濃いプログレッシヴな演出だったようです。
実際に見てみたかったあ〜〜〜〜〜〜〜




01 Young Hearts
02 These Eyes
03 Loneliness
04 Young Blood
05 You Can't Do That
06 Endless Nights
07 Young Hearts
08 Hungry Warrior
09 Away (also called No One Else to Blame)
10 Sharp on Attack (instrumental)
11 Listen to the People
12 Running the Human Race
13 This World's Big Enough

幻のセカンドアルバムです。
ワ−ルドツア−終了後、残念にも脱退してしまったハケットの代わりに、後々、エマ−ソン&パ−マと組み『スリ−』を結成するロバ−ト・ベリ−を参加させ、セカンドアルバムの制作に取り組んだハウ先生でしたが、結果的に失敗に終わり、セカンドアルバムは正式にリリ−スされることなく、GTRは解散することになりました。





GTRが結成され、ファ−ストアルバムを制作してる時の模様が収録されたビデオ(VHS)です。
メンバ−やプロデュ−スのジェフリ−・ダウンズが和気あいあいとアルバム作りを楽しんでる姿を垣間見れて、ファンにとっても嬉しい動画です。
グル−プ内の雰囲気は凄く良かったのになあ♪
この動画を見る限りでは、『セカンド』『サ−ド』とアルバムリリ−スが続きそうな気がしてたのですが。





GTRの幻のライヴ映像!
TVスペシャル用に収録された作品で、ハケット側からの収録なのか?全体的にハウ先生のギタ−の音が小さい。
何を考えているのか?わからない酷い編集の仕方をした曲もあったりと、はっきり言ってしまうと、かなりレアな作品で、熱烈なファンでも「買おうか買うまいか?」迷ってしまうほどの代物である。
とは言うものの、彼等のライヴ模様が見れる貴重な貴重な動画なのだ!